音楽が育てる「考える力」とは
「子どもに何か習い事をさせるなら、何がいいのだろう?」
そう考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、ピアノについて興味深い調査結果があります。
2017年、現役東大生100人を対象に行われたアンケートでは、47人が子どもの頃にピアノを習っていたと回答しました。
つまり、約2人に1人がピアノ経験者だったということです。
もちろん、「ピアノを習えば頭が良くなる」という意味ではありません。
では、なぜピアノ経験者が多いのでしょうか?
近年、音楽と子どもの認知機能との関係について、さまざまな研究が行われています。
2025年に発表された研究では、3~6歳の幼児を対象とした10件の研究を分析。その結果、音楽トレーニングを受けた子どもたちは、
・集中して行動をコントロールする力
・覚えておく力(ワーキングメモリ)
・状況に応じて考え方を変える力
などで、統計的に有意な改善が見られました。
では、ピアノを弾くとき、子どもは何をしているのでしょう?
楽譜を見る。
音を聴く。
次に弾く音を考える。
リズムを覚える。
左右の手を動かす。
間違えたら修正する。
実はピアノには、「見る・聴く・覚える・考える・動かす」という活動がたくさん詰まっています。
音楽を楽しみながら、自然と頭を使っているのです。
もちろん、音楽の価値は「将来の学力」だけではありません。
楽しみながら、考え、試し、表現する。
その経験そのものが、子どもの成長につながっていくのではないでしょうか。
次回は……
次回は、ピアノを通して経験する「もう一回やってみよう」「できた!」という小さな成功体験についてご紹介します。

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