園庭遊びをしていると、風に乗って届いたいい香りに気づいた子どもがいました。
「いい匂い」と鼻を近づけ、匂いのする方向へ歩いていくと、そこにあったのは秋を代表する花、金木犀でした。
黄色くて小さな花を見つけた子どもたちは、「わぁ、可愛い」とうっとりした表情を浮かべていました。
「ママに見せたい」という声も聞かれ、みんなで金木犀を保育室へ持ち帰ることにしました。
保育室に飾ると、部屋いっぱいに金木犀の華やかな香りが広がりました。子どもたちはその香りを楽しみながら、穏やかで優しい表情を見せていました。
季節の自然物に触れ、目で見たり、香りを感じたりする中で、心が和らぐ感覚を味わうことができました。自然の美しさや季節の移ろいを、五感を通して感じたひとときでした。

見つけた金木犀は、厚紙のコースターに両面テープで貼り付け、リボンをかけてペンダントにしました。
首から下げた金木犀のペンダントからふわっと香るたびに、子どもたちは嬉しそうな表情を見せていました。

完成したペンダントは、事務室の先生や幼児クラスのお友達にも見せに行き、「いい匂いだね」と声をかけてもらうと、さらに嬉しそうな子どもたちでした。

自分で見つけたものや感じたことを形に残し、周りの人に認めてもらう経験は、子どもたちの自信につながっていくのだと感じました。
お迎えに来たママやパパにも、得意げな表情でペンダントを披露していました。「あそこに咲いていたんだよ」「いい匂いがするんだよ」と一生懸命伝える姿からも、子どもたちの発見の喜びが伝わってきました。
自然との触れ合いを通して、季節を感じ、言葉で表現する経験は、子どもたちにとって大切な学びになっています。
まさに、遊びは学びですね。

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