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歯と口の健康週間 〜歯科健診で確認するポイント~

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 6月4日~10日は厚生労働省などが定める「歯と口の健康週間」です。6月は多くの学校や保育施設で歯科健診や歯科指導を行います。やまた保育園でも歯と口の健康週間に先立ち、5月26日に歯科検診を全園児対象に実施しました。

【歯科医受診と集団歯科健診の違い】

園での歯科健診は集団健診であり、これは「スクリーニング」と呼ばれ、異常の早期発見のためにふるい分けを目的に行われるものです。園での歯科健診は、歯科医院と違い器具や設備が揃っていない環境で行われるため、異常の細かい診断や治療を行うことができません。そのため、心配なことがある場合は、健診の結果に関わらずかかりつけ歯科医の受診をお勧めします。

【歯科健診でよく見つかる指摘事項】

①う歯

う歯(虫歯)は診断上では1~4の段階があります。しかし、園で行われる健診では細かい段階までは診断できません。そのため、園の歯科健診では「虫歯があります」といった通知のみ伝えられることが多いため、園での歯科健診でう歯が確認された場合は、お早めに歯科受診することをお勧めします。

②噛み合わせの異常

正しい噛み合わせでは、奥歯を噛み合わせると上の前歯は下の前歯に被さります。噛み合わせの異常は不正咬合と呼び、園の歯科健診では以下の不正咬合の指摘が見られます。

・反対咬合:下の前歯が上の前歯より前に出ている状態、いわゆる受け口

・開咬(オープンバイト):奥歯を噛み合わせた時に上下の前歯が噛み合わず隙間が空く状態

・切端咬合:奥歯を噛み合わせた時に上の前歯と下の前歯の先端同士で噛み合う状態

・過蓋咬合(ディープバイト):奥歯を噛み合わせた時に上の前歯が下の前歯に深く被さり下の前歯が見えなくなる状態

不正咬合は小児期からの歯列矯正の適応となることもありますが、未就学児の場合は6歳臼歯が生え揃うまでは経過観察となることがほとんどです。経過を見ているうちに歯列が整うことが多いため、園で噛み合わせについての指摘があった場合は、まずはかかりつけ歯科医に報告し、経過を見ていってもらうようにしましょう。

③小帯異常

ヒトの上下の唇には、唇と口腔粘膜を繋ぐヒダがあり、上唇にあるものを上唇小帯、下唇にあるものを下唇小帯、舌の裏側にあるものを舌小帯と呼びます。園での歯科健診では、上唇小帯が大きかったり張りが強いといった指摘がされることがあります。幼児は上唇小帯は長く太いことがほとんどで、成長と共に縮小していきます。ただし、張りが強く太く長い状態では、歯磨きの時に当たって痛がり結果的に歯磨きを嫌がったり、転倒した際などに裂傷を生じやすいなどがあるため、注意が必要です。

【定期歯科受診のすすめ】

コロナ禍以降、多くの保育施設や小学校では、昼間の歯磨きをしなくなりました。歯磨きによる飛沫飛散に対しての感染対策や、歯ブラシそのものを衛生的に管理することが難しいこと、歯ブラシを適切に管理しないと口や目などを突いてしまって危険といった複数の要因があるためです。そのためお子さんの口腔衛生を保つために、朝晩のご自宅での歯磨きや定期の歯科健診が大切になっています。ご家族みなさんで一緒にかかりやすいかかりつけ歯科医を見つけてみるのもいいかもしれませんね。

園では今後も定期的に歯科健診を実施し、お子さんの歯や口の状態を早期に把握できるよう努めてまいります。ご家庭やかかりつけ歯科医と連携しながら、子どもたちの健やかな成長を支えていきたいと思います。

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